坂本龍馬―日本を近代国家に導いた幕末の風雲児
出版社/著者からの内容紹介
子供のころから偉人なの?
そのカゲには“大人の支え”があった!!少年少女時代をクローズアップした新しい人物伝創刊!!
明治維新のプロデューサー
龍馬の生き方には行動の美学があります。何ごとにもとらわれない自由な発想がそこにはありました。
12歳で母と死別した龍馬を、姉の乙女は剣術をもって鍛えました。はじめはいやがっていた龍馬も、剣術の楽しさをおぼえ心身ともに成長し、夢と志も育てました。19歳で江戸に出て、千葉定吉道場に入門し、各地の情報を得るよい機会にもなりました。この年、ペリー率いる4隻の黒船がやってきて、龍馬は持ち前の飽くなき好奇心、探求心で、アメリカという国の偉大さにあこがれを抱きます。その後も龍馬は、よき指導者、よき理解者、そしてよき同志に恵まれました。龍馬は生まれつき経済感覚に明るく、カリスマ性があり、困難にあっても土佐人特有の“いごっそう”精神のネバリで仕事をこなしました。
龍馬は人の意見に耳を傾け、旅をして見聞を広め、単なる机上の論で結論は出しませんでした。そして、船中八策のシナリオをもって大政奉還を実現し「日本の洗濯をしよう」としました。また、龍馬にとって人材は財産でしたから、いわば“人財”と考えて同志とともに海援隊などの事業に取り組みました。互いの信頼関係から適材適所で個人の能力を引き出させていく人でした。龍馬の生き方や考え方はプラス思考で、学ぶべきところが実に多いと思います。この漫画に描かれている龍馬の実像は等身大で、夢と志が伝わってきます。――京都市東山区霊山歴史館学芸課長(明治維新研究センター) 木村幸比古
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